睡眠時無呼吸症候群について
睡眠時無呼吸症候群とは、文字通り「睡眠時」に軌道が閉じ「無呼吸」状態が度々起こる病気です。英語(Sleep Apnea Syndrome)の頭文字をとって「SAS(サス)」と略します。 睡眠中の無呼吸となることは健康な人でもあることですが、無呼吸とは10秒以上続く無呼吸が、一晩(7時間以上の睡眠中)に30回以上、もしくは睡眠1時間に平均5回以上起き、色々な症状を引き起こした時に睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
- いびきがうるさい
- 日中の眠気がある
- 朝起きると体が重い
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まり、十分な睡眠が得られないことによって日中の眠気を催します。
- 倦怠感
- 熟睡感が無い
- 起床時の頭痛
- ED(勃起不全)
- 夜中に何回もトイレに行く
CPAP療法による治療
治療の主流は、「CPAP療法」という方法です。
睡眠時無呼吸症候群は8年間放置すると、なんと死亡率が約37%になるという報告もあり、軽視すると怖い病気です。
しかしCPAP療法*などできちんと治療すれば、健常人とほとんど生存率は変わらないと考えられています。
家族や友人から、睡眠中の大いびきや呼吸の一時的停止を指摘されたことは無いでしょうか。もしあるとしたら、睡眠時無呼吸症候群の可能性がありますので当院までお気軽にご相談ください。
*CPAP療法(Continuous Positive Airway Pressure=経鼻的持続陽圧呼吸療法、通称シーパップ):鼻に装着したマスクから圧力を加えた空気を送り込むことによって、ある一定の圧力を気道にかけ、気道の閉塞を取り除く治療法です。 中等症から重症の患者様にとても有効で、今や睡眠時無呼吸症候群の最も重要な治療法となっています。