禁煙外来|京都市右京区のにしお循環器内科クリニック タバコ

禁煙外来

禁煙外来について

喫煙は、血管の機能に悪影響を及ぼして動脈硬化を促進し、心筋梗塞など心臓血管系の大きな病気を引き起こしたり、COPD*など呼吸器の病気を招いたりします。肺がん、喉頭がん、食道がん、膀胱がんなど、さまざまな部位のがん(悪性腫瘍)の発生の原因であることも確認されています。禁煙により、こうした病気の予防、およびリスクの軽減が期待出来ます。
また、喫煙時の煙を他の人が吸い込むことにより、他の人も病気のリスクが高まります。自分自身だけでなく、周囲の人のためにも、禁煙しましょう。

*COPD:慢性閉塞性肺疾患。タバコの煙などの有毒物質を長期間、吸入することによって生じる肺の炎症性疾患。
慢性の咳、痰、息切れが主症状で、次第に呼吸機能が低下していく。

喫煙習慣は一種の薬物依存

喫煙習慣は単なる嗜好によるものではなく、一種の薬物依存です。ニコチンの作用で脳や身体への快感が生じることによる身体的依存と、吸っていないと落ち着かないという心理的依存が同時に存在するため、自分の意思だけで禁煙するのは誰にとっても難しいことです。
禁煙外来では、3ヶ月間に合計5回の診察を行い、ニコチン依存症の治療薬の処方、生活指導などを通じて禁煙のお手伝いをします。
一度のチャレンジで禁煙出来なかった経験のある人は少なくありません。そうした方も、周囲の人の理解と協力を仰いで、あきらめずに禁煙を目指しましょう。

禁煙外来で健康保険が適用されるケース

現在、一定の要件を満たしていれば、禁煙治療に健康保険等が適用されます。要件を満たさない場合は自費診療となりますが、喫煙を続けた場合の経済的負担と比較しても、治療を受けるメリットは大きいものです。ぜひ治療をお受けください。

禁煙による体重増加を防ぐ生活習慣病外来

禁煙により体重が増える懸念があるのは、一般にもよく知られています。
禁煙すると太りやすくなるのには、ニコチンの抗肥満作用が得られなくなる、食べ物がおいしく感じられるようになって食欲が亢進する、胃の調子が良くなり栄養分の吸収が促進される、などいろいろな説が唱えられています。
実際、禁煙による体重増加は80%くらいの人に見られ、なかには体重が増えてしまったので元に戻そうと、またタバコを吸い始めたなどという、もったいない話も耳にします。
そんな体重増加を防ぐために、当院では生活習慣病外来を設けております。
当院の禁煙外来と生活習慣病外来を並行してご受診いただくことで、禁煙をしても太らず、また禁煙しながら健康的にやせていくことができるようにサポートいたします。